しその実を美味しく食べる方法
しその実の下処理の方法
しその実を美味しく食べるためには、まず適切な下処理が重要です。そのまま食べるとアクやえぐみを感じることがあるため、以下の手順でアク抜きを行いましょう。
基本の下処理方法
しその実を房から外す
しその房を手でしごくようにして実を取り外します。細かい枝やゴミが混じることがあるので、できるだけきれいに取り除きましょう。
水洗いをする
たっぷりの水を張ったボウルにしその実を入れ、やさしくかき混ぜながら洗います。何度か水を替えて、汚れや余分な葉を取り除きましょう。
アク抜きをする
塩をひとつまみ入れた熱湯にしその実を入れ、10~15秒ほど湯通しします。長時間茹でると風味が飛んでしまうので、さっと短時間で済ませるのがポイントです。
すぐに冷水にさらし、色止めとアク抜きをします。
水気を切る
ザルに上げてしっかりと水気を切り、キッチンペーパーで軽く拭き取ります。この状態で料理に使ったり、保存したりできます。
この下処理をすることで、しその実の苦みが和らぎ、より美味しく食べられます。
しその実の塩漬けの作り方
しその実の塩漬けは、ご飯のお供やおにぎりの具材として最適です。シンプルな作り方を紹介します。
材料
しその実…100g
塩…小さじ2
水…適量
作り方
しその実を下処理する(前述の方法を参考に)
ボウルにしその実を入れ、塩を振りかけて優しく混ぜます。
保存容器に移し、冷蔵庫で半日以上寝かせます。
味が馴染んだら完成!
食べるときは、白ごはんにのせたり、お茶漬けにしたりするのがおすすめです。
しその実の醤油漬けの作り方
醤油漬けにすると、しその実のプチプチ食感が引き立ち、ご飯がすすむ一品になります。
材料
しその実…100g
醤油…50ml
みりん…大さじ1
酒…大さじ1
かつお節…適量(風味付け)
作り方
しその実を下処理する。
鍋に醤油、みりん、酒を入れて弱火で加熱し、アルコールを飛ばす。
火を止めたら、しその実とかつお節を加えて混ぜる。
粗熱が取れたら保存容器に移し、冷蔵庫で1日以上寝かせる。
これで完成!おにぎりの具にしたり、豆腐のトッピングにすると美味しいですよ。
しその実の天ぷらや炒め物レシピ
しその実は天ぷらや炒め物にすると香ばしさが増し、違った食感を楽しめます。
しその実の天ぷら
材料
しその実(房のまま)…適量
天ぷら粉…適量
冷水…適量
揚げ油…適量
作り方
しその実を洗い、水気を切る。
天ぷら粉を冷水で溶き、しその実をくぐらせる。
170℃の油でカラッと揚げる。
天ぷらにするとサクサクの食感が楽しめ、おつまみにもぴったりです。
しその実の炒め物
材料
しその実…50g
ごま油…小さじ1
醤油…小さじ2
砂糖…小さじ1
にんにく(みじん切り)…少々
作り方
フライパンにごま油を熱し、にんにくを炒める。
しその実を加え、さっと炒める。
醤油と砂糖を加えて味を調えたら完成。
ご飯にのせたり、冷奴にかけても美味しいですよ。
しその実を薬味やトッピングに活用
しその実はそのままでも香りがよく、さまざまな料理のアクセントになります。
おすすめの使い方
冷奴にトッピング(醤油やポン酢をかけて)
お味噌汁の具として(プチプチ食感が楽しい)
うどんやそばの薬味に(刻んだネギや生姜と一緒に)
納豆に混ぜる(風味が増して美味しい)
卵焼きに加える(風味と食感のアクセントに)
シンプルな料理でも、しその実を加えるだけで風味がグッとアップします。
しその実の保存方法と長持ちさせるコツ
しその実の冷蔵保存の方法
しその実は新鮮なうちに食べるのが一番ですが、冷蔵庫で保存する場合は、密閉容器に入れて1週間程度持ちます。
しその実の冷凍保存のコツ
しその実は冷凍保存も可能です。
保存方法
しその実を下処理し、水気をしっかり切る。
小分けにしてラップに包む。
ジップロックなどに入れて冷凍庫へ。
これで約1か月保存できます。使うときは、凍ったまま料理に加えてOK!
まとめ:しその実を美味しく安全に楽しもう
しその実は栄養価が高く、さまざまな料理に活用できる優秀な食材です。ただし、そのまま食べる際にはアク抜きや適量を守ることが大切。
塩漬けや醤油漬け、天ぷらや炒め物など、工夫次第で美味しく楽しめます。上手に保存しながら、しその実の風味を存分に味わいましょう!