東北新幹線「はやぶさ」に自由席がないことを知らずに乗ってしまった!そんな経験をしたことがある人もいるのではないでしょうか?
「はやぶさ」は 全席指定 で、自由席は一切ありません。では、もし間違えて乗ってしまったらどうすればいいのでしょうか?
この記事では、「はやぶさ」のルールや対処法、自由席がある代替新幹線について詳しく解説します。
要注意!東北新幹線「はやぶさ」に自由席は存在しない!
「はやぶさ」は全席指定席
東北新幹線の「はやぶさ」は、東京と新青森を結ぶ最速の新幹線です。最高速度は時速320kmにもなり、東京〜仙台間を約1時間半で結ぶなど、非常に便利な列車です。
しかし、「はやぶさ」には 自由席が一切ありません。これは、混雑を防ぐためや、速達性を確保するための措置です。そのため、乗るためには 必ず指定席券が必要 になります。
他の新幹線との違い
「はやぶさ」には自由席がないのに対し、同じ東北新幹線の「やまびこ」や「なすの」には自由席があります。
新幹線の種類 | 自由席の有無 | 目的地 |
---|---|---|
はやぶさ | ×(全席指定) | 東京~新青森 |
やまびこ | ○(自由席あり) | 東京~仙台・盛岡 |
なすの | ○(自由席あり) | 東京~郡山 |
このように、自由席がある列車を選べば、指定席を取らなくても乗車できます。しかし、「はやぶさ」は対象外なので注意しましょう。
指定席券なしで乗った場合のリスク
もし、指定席券を持たずに「はやぶさ」に乗ってしまった場合、以下のようなリスクがあります。
- 車掌に発見された場合、車内で指定席特急券を購入する必要がある
- 満席のときは座れず、次の駅で降ろされる可能性がある
- 悪質な場合、不正乗車とみなされペナルティが科されることもある
特に繁忙期(GW・お盆・年末年始)は満席になりやすく、乗る前に必ず指定席券を取ることが重要です。
事前予約が基本
「はやぶさ」に乗るなら、事前に指定席を予約しておくのが鉄則です。JR東日本の「えきねっと」や、「スマートEX」などのサービスを使えば、インターネットで簡単に予約できます。
- 「えきねっと」:JR東日本の予約サイト(最大200円割引あり)
- 「スマートEX」:クレジットカードで予約・変更可能
また、みどりの窓口や券売機でも購入できますが、人気の列車はすぐに満席になるため、早めの予約をおすすめします。
自由席がある新幹線の紹介
どうしても指定席券を取らずに乗りたい場合は、自由席のある「やまびこ」や「なすの」を利用しましょう。これらの新幹線は「はやぶさ」よりも所要時間が少し長くなりますが、自由席があるので、当日でも座れる可能性があります。
「はやぶさ」に指定席券なしで乗ってしまったら?
すぐに車掌に申し出るべき理由
「はやぶさ」に指定席券なしで乗ってしまった場合、最も重要なのは すぐに車掌に申し出ること です。
車掌に事情を説明すれば、空いている席を案内され、車内で指定席特急券を購入することができます。ただし、以下の点に注意が必要です。
- 満席の場合は席を確保できない
- 座席料金+特急券を支払う必要がある
- デッキなどで立って移動しなければならない可能性がある
車内での精算方法
車掌が巡回した際に、指定席特急券を購入することができます。支払いは 現金のほか、クレジットカードや交通系ICカード も利用できます。
精算方法 | 支払い手段 |
---|---|
車内での現金支払い | ○可能 |
クレジットカード払い | ○可能 |
交通系ICカード払い | ○可能 |
指定席が満席だった場合の対処法
もし車掌に申し出たときに「満席」と言われた場合、以下のような対応が求められます。
- デッキや通路で立って移動する(ただし推奨されない)
- 次の駅で降りて、別の新幹線(やまびこなど)に乗り換える
- 後続の「はやぶさ」の空席を確認し、そちらを予約する
特に長距離移動の場合は、デッキで立ちっぱなしは辛いため、速やかに代替の手段を選びましょう。
目的地での精算手順
もし車掌と会えず、目的地まで到着してしまった場合は、改札で駅員に申し出ましょう。その場で 指定席特急券の精算 を行うことができます。
ただし、無申告で改札を通ろうとすると 不正乗車とみなされる可能性 もあるため、必ず自己申告するようにしましょう。
特急券なしで乗るとどうなる?
最悪の場合、無賃乗車(キセル乗車)とみなされ、以下のようなペナルティが科される可能性があります。
- 特急料金の2倍の支払いを命じられる
- 悪質な場合、警察に通報されることもある
このような事態を避けるためにも、指定席券なしで乗った場合は 速やかに車掌や駅員に申し出る ことが大切です。
ここまでの内容をもとに、次は 「はやぶさ」に乗るために知っておくべきルール について詳しく解説します。
「はやぶさ」に乗るなら知っておくべきルール
えきねっと・スマートEXの活用方法
「はやぶさ」は全席指定席のため、事前予約が必須です。特に繁忙期はすぐに満席になるため、以下の方法で早めに予約するのがおすすめです。
えきねっと(JR東日本の予約サイト)
- 最大200円の割引(「えきねっとトクだ値」適用時)
- 1ヶ月前の午前10時から予約可能
- チケットレスサービス対応(QRコードで乗車可)
スマートEX(東海道・山陽新幹線向けサービスだが一部利用可)
- クレジットカード決済のみ
- 予約・変更がスマホで簡単にできる
- チケットレス乗車可能(交通系ICカードと連携可)
指定席の取り方のコツ
- 発売開始直後(1ヶ月前の午前10時)に予約する
- 平日昼間や遅い時間帯の列車を狙うと取りやすい
- キャンセルが出る可能性があるため、前日・当日にこまめに確認する
事前予約をしておけば、指定席券なしで慌てることもなく、スムーズに乗車できます。
繁忙期の予約のコツ
ゴールデンウィーク、お盆、年末年始などは「はやぶさ」が非常に混雑します。特に 東京発の午前中の列車や、青森発の夕方の列車 は満席になりやすいです。
繁忙期の予約のポイント
- できるだけ1ヶ月前の発売開始と同時に予約する
- 指定席が取れない場合は、他の時間帯や「やまびこ」に変更する
- 「グランクラス」や「グリーン車」の空席を狙うのもあり
乗車前に座席を確認する方法
予約した指定席がどこかを確認するには、以下の方法があります。
- えきねっと・スマートEXのアプリで確認
- みどりの窓口や券売機で発券する
- 駅の電光掲示板やホーム案内をチェックする
また、駅によっては「指定席の空席状況」を電光掲示板で確認できる場合もあります。
途中駅での乗車・降車の注意点
「はやぶさ」は停車駅が少なく、途中駅での乗降には注意が必要です。
主要停車駅 | 注意点 |
---|---|
東京 | 始発駅のため座席確保しやすい |
大宮 | 乗車時間が短いため、乗り遅れ注意 |
仙台 | 乗り換え客が多く混雑しやすい |
盛岡 | 秋田新幹線(こまち)との分離駅 |
新青森 | 東北新幹線の終点、北海道新幹線へ接続 |
東北新幹線の混雑傾向
「はやぶさ」は速達性が高く人気があるため、基本的に混雑します。特に以下の時間帯は満席になることが多いです。
- 平日の朝(東京発)と夕方(青森発)
- 週末の夕方(東京行き)
- 祝日前後の夜の便
逆に、昼間の便や深夜近くの便は比較的空いていることが多いため、時間に余裕があるなら狙い目です。
「自由席がある」東北新幹線の選択肢
「やまびこ」の自由席利用のメリット
「はやぶさ」には自由席がありませんが、同じ東北新幹線の「やまびこ」には自由席があります。
「やまびこ」のメリット
- 自由席があるため、指定席券が不要
- 途中駅が多く、座席の入れ替わりがある
- 仙台までの所要時間が1時間40分程度とそこまで遅くない
「なすの」「つばさ」との比較
新幹線の種類 | 自由席の有無 | 主な目的地 | 所要時間(東京〜仙台) |
---|---|---|---|
はやぶさ | ×(全席指定) | 東京~新青森 | 約1時間30分 |
やまびこ | ○(自由席あり) | 東京~仙台・盛岡 | 約1時間40分 |
なすの | ○(自由席あり) | 東京~郡山 | 約2時間 |
つばさ | ○(自由席あり) | 東京~山形 | 約2時間30分 |
運賃を節約する方法
自由席がある「やまびこ」や「なすの」を利用すれば、以下のように運賃を節約できます。
- 東京〜仙台(指定席):11,400円
- 東京〜仙台(自由席):10,560円(約800円お得)
座りやすい車両の選び方
自由席に座るためには、以下のポイントを押さえておくと良いです。
- 自由席車両(通常1〜3号車)に並ぶ
- 乗車位置がわかる場合はドア付近で待機
- 始発駅から乗る場合は早めにホームへ
どの新幹線を選ぶべき?
状況 | おすすめの新幹線 |
---|---|
とにかく速く行きたい | はやぶさ(全席指定) |
予約なしで乗りたい | やまびこ(自由席あり) |
山形方面へ行きたい | つばさ(自由席あり) |
とにかく安く行きたい | やまびこ(自由席利用) |
まとめ:「はやぶさ」に乗るなら必ず指定席券を!
- 「はやぶさ」は 全席指定席 で、自由席がない
- 指定席券なしで乗ると、 車内で精算するか、最悪の場合は降ろされる こともある
- 「えきねっと」や「スマートEX」を利用し、事前に指定席を確保するのがベスト
- もし指定席が取れなかったら、 自由席のある「やまびこ」や「なすの」を利用するのもアリ
快適に東北新幹線を利用するために、ぜひ事前予約を活用し、スムーズな移動を楽しんでください!